NPO法人 快適な排尿をめざす全国ネットの会

第58回「快適な排尿をめざすセミナー
「~間歇導尿指導認定セミナー 中級~」

セミナー風景
日時:
2023年12月2日(土) 、3日(日)
場所:
京都府医師会館 トレーニングセンター

今年で13回目となる中級セミナーを開催いたしました。
このセミナーは知識・スキルを習得するだけでなく、CIC指導を通し、各施設の多職種と連携をとり、CICの正しい指導と知識の普及やケアの充実を図ることを目指しています。
今回もいつもより少ない参加人数となりましたが、熱心な参加者のお蔭で「アットホームでとても良かった」など多くの感想もいただき、充実したセミナーとなりました。

「小児のCICケア」

講師 田中 悦子 氏(看護師、NPO快適な排尿をめざす全国ネットの会 理事)

小児のCICケアの特殊性と注意すべき点など症例を交え、一人ひとりの成長に応じた指導法や地域・医師・看護師との連携の大切さを語っていただきました。

「障害がある場合 脊髄損傷患者のCIC指導」

講師 野上 雅子 氏(特別養護老人ホーム万寿の家 作業療法士)

脊髄損傷患者さんへのCIC指導のポイントを作業療法士の視点から用具を紹介しながら解説いただきました。

「ロール・プレイング」

各グループに医療現場で実際に起こっている課題の解決に向けて取り組みました。ロール・プレイングで、いつものように、講師に医療現場における悪い対応例を即興で上手に演じていただき、大いに盛り上がりました。その後、「自己導尿したくない患者の症例と対処」と題し、異なった症例をそれぞれのグループに与えました。グループで患者・家族・看護師役になっていただきました。いつも皆さんの熱演が見られ、とても勉強になり、かつ楽しいです。明日から現場で役立つ内容になればと思います。

「CICに必要な健康教育(個別指導)」

講師 尾ノ井 美由紀 氏 (天理大学 医療学部 看護学科 地域・在宅看護学 教授)

健康教育の理念・観点、健康教育の流れと結果、健康教育の展開過程、健康教育の発展過程、患者教育の特徴等わかりやすくご説明いただきました。

「排尿日誌の読み方」

講師 山口 昌子 氏(看護師、NPO快適な排尿をめざす全国ネットの会 理事)

外来排尿自立指導料算定に伴い、排尿日誌の読み方について学びました。

「グループワーク」

テーマ:『CIC認定士に必要なこと』について、ディスカッションしていただきました。

「CICの原理と現場からのいくつかの問題提起」  

講師 百瀬 均 先生 (医療法人桂会 平尾病院 名誉院長)

CICの生い立ち、導尿の歴史について語っていただき、「CICの重大な落とし穴にについて」、「残尿が多い患者はCICが必要か」などわかりやすく解説いただきました。また、CICを実践する立場にいる人に対する、大切なポイントについての貴重なお話がたくさんありました。

「プレゼンテーション:課題 CIC認定士に必要なこと=発表」

話し合いの内容は各チームとも毎年たいへん優れており、それぞれのチームの視点は今後も継続して考えていくことが多くありました。

*今回、ワークショップで作成されたポスター等は、近々「会員専用ページ」で報告いたします。

「ネオブラダーの術式と排尿管理、間質膀胱炎について」

講師 上田 朋宏 先生(泌尿器科 上田クリニック 院長)

尿路変更に伴う排尿管理について、尿を体外に出せなくなる疾患、尿禁制が保たれなくなる疾患など解説していただきました。 過去に診察された症例等もたくさんご紹介くださいました。

いつもアットホームな雰囲気で、参加者の皆様の笑顔やパワーに私たちスタッフも毎回元気をいただいております。2日間の研修では、実習も交えたくさんのことを学び、そして参加者同士の輪も深まり、ここで出会った仲間との横の繋がりも大切にしていただきたいと思います。
今回、株式会社大塚製薬工場様、コロプラスト株式会社様、株式会社ディヴインターナショナル様、富士システムズ株式会社様にご出展いただきました。ありがとうございました。 次回の中級セミナーは2024年12月7日(土)、8日(日)に予定しております。皆様のご参加をお待ち申し上げております。